こんにちは、sho-designです。
昨日(2021年4月27日)はキレイな満月でした。
2021年4月27日の満月は、「ピンクムーン(桃色月)」と呼ばれ、
恋愛成就や運気がアップすると言われているそうな。
一眼レフカメラを持っていると、月もキレイに撮りたくなりますよね。
僕もカメラを始めたばかりの頃は、どうやって撮影して良いのかわからないまま撮影していました。
初心者が月を撮る場合、
- 光のかたまりのような状態になる
- 明るすぎて、月なのかよくわからない
- カメラの設定をどうすれば良いのか困る
といった悩みがあるかと思われます。
実際僕がそうでしたので 笑
今回は、一眼レフカメラを使い、さらに望遠レンズで月を撮る方法をご紹介します。
この記事の目次
一眼レフカメラ|望遠レンズで月を簡単にキレイに撮る方法

まず結論から言いますと、↑のような写真が撮れます。
望遠レンズでの撮影なので、文字通り望遠鏡を覗いた時に見えるような月の写真ですね。
月の表面のクレーターもしっかりと見えています。
月の撮影に必要な機材
今回僕が使った機材は、
- Canon EOS R(カメラ本体)
- EF70-300mm F4-5.6 IS II USM(レンズ)
この2つだけ。
カメラ本体と望遠レンズだけあればOK。
三脚も使わず、手持ちで撮影しました。
ただ、望遠レンズは300mmは欲しいところです。
カメラボディとレンズに関しては、こちらの記事もどうぞ。
関連記事
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM|爆速AFレンズの口コミレポート
高いプロ仕様の機材でなくても、月の撮影は十分可能
EOS RもEF70-300mmも、めちゃくちゃ高い機材かと言われますと、、、
実はエントリ〜ハイアマチュアくらいのモデル。
特にEF70-300mm F4-5.6 IS II USMに関しては、正直Lレンズにも劣らないほどの描写力とAFの速さが神レベル。
↑のような写真が撮れます。
関連記事
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMの作例(上野動物園)
価格も6万円くらいで買えるので、望遠ズームレンズとしては個人的にめちゃくちゃオススメです!
多少の優劣はありますが、、、
エントリーモデルのカメラとレンズでも、月の写真を撮ることは可能なんですね。
では、実際の設定方法を説明していきますね。
月を撮る場合の、カメラの設定と撮影方法
僕が月を撮影する際のカメラの設定ですが、
- モード:マニュアル
- シャッタースピード:1/250〜1/400
- ISO感度:100〜200
- 絞り:F8
- ホワイトバランス:曇り
- 画像の記録サイズ:最大
といった感じ。

実際に撮影した写真から引用した設定値ですね。
一つずつ、細かく説明していきます。
モード:マニュアル
まず、カメラの撮影モードは必ず「マニュアル」です。
A・P・Tv(Canon機種の場合)だと、自分でシャッタースピード・絞り・ISO感度を調節できないからですね。
マニュアル(M)モードにして、自分で自由にシャッタースピード・絞り・ISO感度を設定できるようにします。
シャッタースピード:1/250〜1/400
手持ちでの撮影なので、手ブレをしないようにシャッタースピードはある程度高めに設定します。
設定する目安としては、レンズの焦点距離と同じ数値。
300mmで撮影する場合は1/300以上となり、分母の数値を300以上にする必要があります。
ISO感度:100〜200
ISO感度の設定ですが、月が明るい状態で撮るので、最低数値の100から200くらいでOKです。
ISO感度を上げすぎると、月の表面がクリアに撮れなくなりますし、画像も劣化してしまいます。
絞り:F8
対象物が月の表面なので、開放にしてもボケることはないと思います。
ただ、F8くらいがレンズの描写性能を一番引き出すと言われているので、F8〜10くらいが丁度いいかと。
F8でくらいようなら2段くらい下げて、5.6くらいに設定してもOKです。
ホワイトバランス:曇り
ホワイトバランスはオートでも構わないのですが、目で見た通りの月を撮影したい場合は、「曇り」の設定がオススメ。
K(ケルビン)で設定する場合は、6000〜7000くらい。
ただ、あまりこだわりがなければ「曇り」で大丈夫。
より白い感じで取りたい場合は、「白熱電球」を選ぶと青白い感じで月が表現されます。
画像の記録サイズ:最大
撮影後にトリミングをするため、出来るだけ大きいサイズで写真を撮影しておきます。
EOS Rの場合ですが、L(ラージ)で撮影すると約3010万(6720×4480)画素。
仕上がりは1/5サイズくらいまで縮めるので、カメラ機能の最大値まで設定しておくと良いですね。
設定が完了したら、手持ちで月を撮影
以上の設定が完了しましたら、ズームレンズを最大まで伸ばして、月にピントを合わせます。
ひときわ明るい対象物なので、AFも簡単に合うはず。
あとは、呼吸を一瞬止めて、ファインダーの真ん中に付きを合わせてシャッターを切るだけ。
明るさはISO感度や絞りで変えて、シャッタースピードはいじらないようにします。
たくさんとってもさほど変わらないので、2・3枚撮ればOKです。
月を撮影した写真をトリミングする

撮影した元の写真はこの通り。
かなり小さく感じると思いますが、300mmのレンズだとこんなもんです。

画像サイズは6720×4480px。
画像サイズは大きいですが、画的にインパクトがなく寂しいので、トリミングで周りを切り落とします。
PhotoshopやMacの「写真」といった編集アプリを使ってトリミング。
月を真ん中に配置するように切り取ります。

横6000pxほどあった写真が、横1000pxになってしまいましたが、仕上がりはこんな感じ。
大きいサイズで印刷するのは難しいですが、L版くらいのサイズでは見られるレベルですね。
こんな感じで、一眼レフカメラとズームレンズだけでも月の写真を撮ることが出来ました。
欲を言えば、600mmや800mmといった超望遠レンズがあればさらにキレイに撮れます。
が、レンズの値段だけでも相当高いですし、取り扱いが大変なので、素人には全く適しません。
エントリーモデルのカメラとレンズでもこれだけ撮影できるので、十分かと思います!
一眼レフカメラ|望遠レンズで月を簡単にキレイに撮る方法 まとめ
一眼レフカメラで月を撮るなら、設定さえ組んでしまえば簡単に出来ます。
実際に月にカメラを向けて撮る場合、長いレンズを空に向けて固定するので手が震えます 笑
そこだけ一瞬、息を止めて力を込めれば、それだけで大丈夫。
女性や子供でも、難しいこと無く撮影は出来ると思います。
今回はPCでトリミングをしましたが、スマホに画像を転送できるのであれば、スマホでトリミングした方が簡単かもしれません。
一眼レフカメラで月の撮影にチャレンジしてみたい方は、ぜひこの記事のポイントをチェックして撮ってみて下さい。
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