こんにちは、sho-designです。
以前、海で撮影した際にサーファーを撮っていたのですが、
やはり焦点距離200mmだと被写体に寄りきれない物足りなさが、、、。
もっと寄って撮りたいという欲求を満たしたかったのですが、Lレンズの70−300mmを買うには予算が高すぎる。
かと言って単焦点の望遠を買うほど、望遠を必要としているわけでもないし、、、。
そんなこんなで色々調べていたところ、2016年末にCanonが出したレンズ、
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
に惹かれました。
実際に家電量販店で実機を触ってみて、そのAFの速さに驚かされました。
そして描写力もLレンズに劣ることなく、かなり素晴らしい印象。
今回は、Canonのレンズ「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」について、ご紹介していきます。
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この記事の目次
- 1 Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM|爆速AFレンズの口コミレポート
- 2 EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 開封
- 3 EF70-300mm F4-5.6 IS II USMを付けてみた
- 4 EF70-300mm F4-5.6 IS II USMの液晶パネルを操作
- 5 EF70-300mm F4-5.6 IS II USMで試し撮り
- 6 EF70-300mm F4-5.6 IS II USMを使い、外で撮影
- 7 EF70-300mm F4-5.6 IS II USMのメリット・デメリット
- 8 Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM|爆速AFレンズの口コミレポート まとめ
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM|爆速AFレンズの口コミレポート
まず、Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USMについて。
レンズの概要を紹介していきます。
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 概要と特徴
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは、2016年12月22日に発売された、CanonのEFレンズ。
高速でスムーズなAFを実現するナノUSMを新たに搭載。
ファインダー撮影はもちろん、動画撮影やライブビューによる静止画撮影時にも、速くてなめらかなAFを可能に。
レンズ上面には撮影距離や焦点距離などの撮影情報を表示する液晶画面を搭載。
光学系はUDレンズ1枚を採用し、色収差を良好に補正し高解像感・高コントラストを実現。
- UDレンズ
- IMAGE STABILIZER
- ナノUSM
- フルタイムマニュアル
- リアフォーカス
といった、Canonのテクノロジーが搭載されています。
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM スペック・仕様
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USMのスペック・仕様は、
- 画角(水平・垂直・対角線): 29°~6°50’・19°30’~4°35’・34°~8°15′
- レンズ構成:12群17枚
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最小絞り:32~45
- 最短撮影距離:1.2m
- 最大撮影倍率:0.25倍(300mm時)
- フィルター径:67mm
- 最大径×長さ:φ80mm×145.5mm
- 質量:約710g
- 手ブレ補正効果:4.0段分(CIPAガイドライン準拠)
- 型番: EF70-300IS2U
- 商品コード: 0571C001
- JANコード: 4549292-037708
となっています。
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EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 開封
では、届いたEF70-300mm F4-5.6 IS II USMを開封していきます。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMの外箱。
実は新品のレンズを購入するのはかなり久々!
いつもレンズは中古ばかり買っていたんですね。
箱から新しいレンズを取り出すのは、かなりワクワクでした。
上部を開けてみます。
保証書が一番上に入れてあり、レンズを固定するためのプラスチックケースが見えました。
プラスチックケースを引っ張り出してみました。
エアキャップに包まれたレンズとマニュアルが。
マニュアルは
- 日本語
- 英語
- フランス語
- スペイン語
- 中国語
- 韓国語
の言語が1冊にまとまっています。
読む必要もさほど無いので、そのまま箱にしまいました。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMの本体
エアキャップを外し、いよいよレンズとご対面。
ツヤ消しでマット感があり、値段の割には高級感を感じます。
重さは710g、やはり持つとズッシリきますね。
レンズが勝手に伸びないように、ロックボタンがあります。
左側には焦点距離・最短撮影距離・絞りを表示させる用の液晶パネルが。
レンズ自体に液晶が付いている、コレがかなり新しい。
ボディがバリアングル液晶の場合には、かなり役立ちそうな気がします。
クルッと回すと、
- 液晶のモードの切替ボタン
- オートフォーカスボタン
- スタビライザー
のボタン。
レンズを買ったら最初にすることの1つ。
フィルターを装着。
今回はkenkoの67mmフィルターを購入しました。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMと、EF70-200mm F4L USM 比較
もう一本持っているズームレンズ、EF70-200mm F4L USMとの比較。
標準の高さはEF70-200mm F4L USMがやや高め。
重さは705gなので、ほぼ同じです。
個人的意見ですが、やはり見た目のカッコよさは白玉Lレンズの方が存在感はありますね。
EF70-200mm F4L USMはピント合わせの際、長さが変わらないインナーフォーカス方式。
なので、サイズはそのまま。
一方、EF70-300mm F4-5.6 IS II USMはズーム時に筒が伸びる仕様。
焦点距離300mmにした時の全長はかなり長くなります。
防塵仕様ではないので、隙間からの塵や埃の侵入には気を付けたいですね。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMには、フードとポーチが標準で付いていない
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMのデメリット、それは、、、
フードとポーチが標準で付いていない
ということです。
試しにEF70-200mm F4L USMのフードを付けてみようとしましたが、、、
ギリギリのラインでハマらない
まさかの展開、、、。
色んなサイトでレビューなどを見ましたが、
やはりフードが付いていないのがこのレンズを購入する際の不満点であることは明らかですね。
しかも、純正のフード【ET-74B】は相場で4,000円程度の価格。
ポーチはまだしも、せめてフードは付属させていて欲しかったですね。
後日、【ET-74B】を購入したのでレビュー記事もどうぞ
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM専用フード【ET-74B】を買ってみた
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMを付けてみた
ボディ(EOS 5D mark3)にEF70-300mm F4-5.6 IS II USMを装着してみました。
やはり望遠レンズは存在感がスゴイですね。
横から見るとこの長さ。
ボディの幅の倍はあるので、持ち上げるとかなりズッシリと重くなります。
そして肩にかけても幅を取るので、人混みで扱う際にはぶつからないように注意が必要です。
さらに300mmマックスまで伸ばすとこの長さ。
ボディ幅の3.5倍まで長くなります。
機動力に関してはかなり厳しいところがありますが、300mmを使うためにはガマンですね。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMの液晶パネルを操作
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM独特の、液晶パネルを操作してみました。
撮影距離表示モード
ボディの電源を入れると、同時にレンズの液晶も立ち上がります。
液晶には数種類の情報が表示されるのですが、まずこちらは撮影距離表示モード。
被写体まで、どのくらいの距離に近づけるかを教えてくれます。
下のメモリは被写界深度を表示しています。
揺れ量表示モード
こちらは揺れ量表示モード。
レンズ側で、縦横水平を測ってくれます。
ファインダーを覗いているともちろん見えませんが、ビューファインダーで撮影する際は使えそうです。
特に動画を撮る時なんかは良いかもしれませんね。
焦点距離表示モード
こちらは焦点距離表示モード。
すぐ真上に焦点距離が書かれているので、さほど必要ないかと感じます。
MODEボタン長押しで、背景の白黒が反転
MODEボタンを長押しすると、背景の白黒が反転します。
周囲の光の環境で、見やすい方を選べます。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMで試し撮り
実際にEF70-300mm F4-5.6 IS II USMを使って、家の中で試し撮りをしてみました。
使ったカメラは、EOS 5D mark3です。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMで花を撮ってみる
せっかくなので新しいレンズを試し撮り。
フラッシュを使って、花を撮ってみます。
焦点距離:70mm
焦点距離:100mm
焦点距離:135mm
焦点距離:200mm
焦点距離:300mm
EF70-200mm F4L USMの焦点距離200mmと比較
EF70-200mm F4L USM、いわゆる白玉Lレンズとの比較をしてみました。
焦点距離が200mmなので、同じ距離で比較してみました。
左:EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
右;EF70-200mm F4L USM
三脚でなく手持ちのため、若干位置がズレています。
ボディが同じ設定でも、Lレンズの方がやや明るくクリアな感じがしますね。
細かいピントなどは確認していませんが、やはりLレンズの描写力は一線を画するものがありますね。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMを使い、外で撮影
家の中ではなく、外に出て試しに撮影をしてみました。
自然光での描写もご覧下さい。
家のベランダから、外にある木の葉を撮影。
細かい部分もキレイに表現されていますね。
育てている、バジルの葉。
2mくらい離れて、300mmで撮影。
良い感じに後ろもボケています。
30mくらい離れた電柱の上の部分をパシャリ。
300mmだと、ココまで寄れて楽しいです。
遊んでいる子供の姿を撮影。
ナノUSMの恩恵か、動いていてもピントがバッチリ合いますね。
公園に咲いていた花。
最短撮影距離が1.2mなので、マクロっぽい写真も撮れるのがありがたいです。
紫陽花の引きと寄りの写真。
トリミングですが、さらに寄って見せられるのが嬉しいですね。
解像度も高く、質感が良い感じに出ています。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMのメリット・デメリット
実際にEF70-300mm F4-5.6 IS II USMを使ってみて、感じたメリットとデメリットを紹介します。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 3つのメリット
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMを使って感じたメリットは3つ。
- 爆速AF(オートフォーカス)
- 旧型Lレンズにも劣らない描写力
- つや消しマットな鏡筒がカッコイイ
1つずつ、解説していきます。
爆速AF(オートフォーカス)
Canonの新しいAFの技術であるナノUSM。
このAFの性能の速さに驚きました。
優れた制御性と静粛性で動画撮影にも最適/ナノUSM
ナノUSMはその名の通り、小型のUSMです。
小型化実現のため、チップ状に薄型化した小型振動子を新開発。
小型でありながら高トルクなため、リングUSM同様高速で快適なAFを実現します。
また優れた制御性と静粛性を兼ね備え、STM(リードスクリュータイプ)同様に動画撮影やライブビュー撮影時にも高いパフォーマンスを発揮する、革新的なAFアクチュエーターです
引用:Canon 公式サイト
使用しているボディ(EOS 5D mark3)のAF性能ももちろん良いのですが、
Lレンズなどと比べてもこのナノUSMを搭載したレンズのスゴさにまず驚かされます。
被写体にピントを合わせる際、カメラを半押しした瞬間に「ピピッ」っと一瞬で捉えてくれます。
- USM搭載レンズ → ッッス。ピピッ!
- ナノUSM搭載レンズ → スッッッ!ピピッ!
わかりにくいと思いますが、そんな感じです 笑
とにかく、体感してみるとわかります。
AFの速さがかなり気持ち良いので、一度使うとクセになりますね。
旧型Lレンズにも劣らない描写力
試し撮りでも紹介しましたが、今僕が使っているEF70-200mm F4L USMと比較しても、
レンズの描写力にはそこまで大きな差が無いと思いました。
EF70-200mm F4L USM自体が、販売されてから少し時間が経っているレンズ。
なので、新しい技術がそこに追いついているのかもしれません。
Canonの高級ラインナップであるLレンズに近いレベルで撮れるのはかなりの強みだとおもみます。
価格もLレンズに比べるとかなり安いので、コスパも良いですね。
つや消しマットな鏡筒がカッコイイ
最近のレンズには標準なのかもしれませんが、鏡胴がツルッという感じではなく、マットな質感でカッコイイです。
レンズにしては安い部類に入りますが、値段なりのチープ感は無いと思いました。
装着した感じも、重厚感があって良いと思います。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 3つのデメリット
EF70-300mm F4-5.6 IS II USMを使って感じたデメリットも3つ。
- 重い・長い・さらに伸びる
- フードが標準付属でないのが辛い
- 液晶パネルの使いみちに困る
こちらも1つずつ解説していきます。
重い・長い・さらに伸びる
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM、やはり重いです。
さらに、ズーム時に鏡筒が伸びるので更に重さを感じ、ホールドしていると疲れます。
EF70-200mm F4L USMのように、伸びないインナーフォーカス方式に慣れてしまうと、
伸びるレンズはやっぱりすこし面倒なところが。
一眼レンズの宿命とはいえ、やはり軽い・コンパクトなどの機動性は、ある程度欲しいところですね。
フードが標準付属でないのが辛い
レンズ保護やフレア・ゴーストを抑えるためのフードが、標準で付いていないのもやはりデメリットですね。
純正のものは4,000円位しますし、出来れば付けておいて頂きたかった。
望遠レンズは人やモノにぶつかる可能性も高いので、やはりフードは必須だと感じます。
EF70-200mm F4L USMのフードが使い回せていればなぁと、しみじみ思います。
液晶パネルの使いみちに困る
バリアングル液晶搭載のボディであればローアングル時に重宝するのでしょうが、今使っているボディではそんなに使用機会がないですね。
正直な気持ち、液晶部分を無くしてその分価格を安くするか、フードを付けて欲しかったなぁと思います。
Canon EF70-300mm F4-5.6 IS II USM|爆速AFレンズの口コミレポート まとめ
メリット・デメリットを挙げましたが、実際に使ってみた気持ちとしては、かなり楽しいレンズです。
やはりナノUSMを搭載したAFの速さがあまりに気持ちよく、動く被写体を撮影するのがかなり楽ちんです。
まだ撮ったことがありませんが、子供以外にも動物や乗り物などにもチャレンジしてみたいですね。
僕はフルサイズ機でこのレンズを使用していますが、もちろんAPS-Cセンサーでも良い撮影が出来ます。
焦点距離が480mmまで伸びるので、かなりの望遠撮影も可能ですね。
その焦点距離であれば、空港まで行って飛行機の撮影とかやりたくなります。
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM、標準ズームレンズの次に試してみるにはピッタリです。
少し暗めでも構わないから、性能の良い望遠レンズが欲しいというユーザーにオススメです。
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