やり方は簡単!EOSカメラ・ファームウェアアップデートの方法


こんにちは、sho-designです。

 

カメラを始めてからずっとCanonユーザーの僕です。

EOSシリーズのカメラを使ってきて、今愛用してるのはEOS RとRPの2台。

それまでは5D mark3を使っていましたが、Rシリーズが便利すぎて過去には戻れないですね。

 

そんなEOSシリーズのカメラ、ファームウェアのアップデートがあるのをご存知でしょうか。

ファームウェアのアップデートとは、パソコンやスマホのOSを更新するようなもの。

不具合を修正したり、新しい機能を追加したりする効果があります。

 

このファームウェアのアップデートは、自動的にされるものではないんですね。

自分で情報を拾わないと、使っている機種がアップデートされたかがわかりません。

Canonのショールームで修理申込・あんしんメンテ時に、ついでにやってくれたりもしますが、、、

それ以外は自分自身でアップデートの作業をする必要があります。

 

ただ、EOSカメラのファームウェア・アップデート、やり方はとても簡単。

一度やってみると、すぐにやり方も覚えられます。

この記事ではEOSカメラのファームウェアアップデートについて、簡単な方法を紹介していきます。

 

やり方は簡単!EOSカメラ・ファームウェアアップデートの方法

まず、EOSカメラのファームウェアアップデートの流れです。

以下の4つの流れで進めていきます

  1. 事前準備(SDカードのフォーマット・電池の充電)
  2. ファームウェアの最新ファイルをダウンロード
  3. メモリーカードにファイルを転送
  4. EOS機種からアップデート作業

 

文字に書くとちょっと難しそうに感じますが、全くそんな事はありません。

1つずつ解説をしていきます。

 

事前準備(SDカードのフォーマット・電池の充電)

まず、ファームウェアのアップデートの前に事前準備をしていきます。

 

最初にSDカードのフォーマット。

カメラの「設定」から「SDカードの初期化」を選択し、カード内のデータを空っぽにします。

内部に画像が残っていてもアップデートは出来るようなのですが、、、

個人的にはカードは空っぽにして、スッキリした状態でアップデートしたいと感じています。

 

次にカメラのバッテリーの充電。

ファームウェアのアップデート中はずっと画面が点きっぱなしになります。

途中で電源が落ちてしまうと、致命的な故障にも繋がります。

なので、バッテリーはフル充電の状態でカメラにセットしておきましょう。

 

ファームウェアの最新ファイルをダウンロード

事前準備が出来たら、ファームウェアのアップデートに使うファイルを用意します。

Canonの公式サイトから、アップデート用のファイルがダウンロード出来ます。

こちらの「Canon サポート」からアクセスしてください。

 

ページを少しスクロールすると、4つのステップを選ぶことが出来ます。

該当するものを選んでいくと、最後に使っているカメラの機種が出てくるはず。

こちらから該当する機種を選んで、リンク先に飛びます。

 

機種のページに飛ぶと、「ファームウェアダウンロード」というアイコンがあります。

こちらをクリックして、ダウンロードページに移動。

 

Windows・MacOSでそれぞれファイルが違うので、使っているPCのOSを選びます。

僕はMacユーザーなので、macOSの方をダウンロードしていきます。

 

こちらがダウンロードページ。

今回はEOS Rのファームウェアをアップデートしていきます。

右側にある「ダウンロード開始」のボタンを押すと、PCにファイルがダウンロードされます。

 

「eosr-v180-mac.dmg」という仮想ファイルがダウンロードされるので、こちらを展開。

フォルダが現れて、中に「EOSR0180.FIR」という見慣れないファイルが入っています。

右側のPDFが入っているフォルダはマニュアルなので、無視してOKです。

 

メモリーカードにファイルを転送

次に、カメラに使っているSDカードをPCに読み込ませます。

先程フォーマットをしたので、「DCIM」と「MISC」というファイルのみが表示されます。

※機種によってフォルダ名は違うかもしれません。

 

SDカードのフォルダ内に「EOSR0180.FIR」のファイルをコピー。

コピーが完了したら、そのままSDカードを外してしまってOK。

SDカードをまたカメラに入れて、アップデートをしていきます。

 

EOS機種からアップデート作業

SDカードをカメラに入れましたら、「設定」→「ファームウェア」を選択します。

ファームウェアの右側に、現在のバージョンが表示されているはずです。

アップデート前、僕のEOS RはVer.1.2.0でした。

 

ファームウェアアップデートの情報が表示されます。

カメラ・レンズ・マウントアダプター、それぞれのアップデートが出来ます。

今回はカメラボディなので、「カメラ」を選択します。

 

アップデートの確認が表示されるので、「OK」を選択。

 

ここから表示が全て英語になりますが、心配しないで進めていきましょう。

しばらくLoading…の文字が表示されますが、そのまま待ちます。

先程SDカードに入れた、「EOSR0180.FIR」のファイルを読み込んでくれています。

 

アップデートのプログラムを読み込む画面が表示されました。

EOSR0180.FIRが表示されていますね。

これを選択していくのですが、タッチパネルがなぜか反応しません。

なので、本体にあるボタン「Q SET」を押して選択を決定します。

 

最初のバージョン1.2.0から、1.8.0へアップデートの確認。

こちらもOKを選択して、「Q SET」のボタンを押して決定。

 

アップデートが始まりました。

英語表記されていますが、

  • 電源は絶対に切らないこと
  • 本体のどのボタンにも触れないこと

が注意として書かれています。

ここから10分ほどアップデートに時間がかかるので、そのまま置いてそっと待ちましょう。

 

およそ10分後、無事にアップデートが終了しました。

表示されているバージョンも、ちゃんと1.8.0になっていますね。

 

最後に、SDカードの.FIRのファイルが残っているので、それも消してしまいましょう。

最初と同じく、SDカードを初期化すればOKです。

以上でファームウェアのアップデートが全て完了しました。

 

やり方は簡単!EOSカメラ・ファームウェアアップデートの方法 まとめ

意外と大変そうに感じる、EOSカメラのファームウェアアップデート。

ただ、実際にやってみるととっても簡単に作業が完了します。

 

新しい機能や不具合の修正は、早いうちに直した方が良いですよね。

ちょっとひと手間ではありますが、やっておくと何かと便利にカメラも使えます。

ぜひ定期的に自分の持っているカメラ・レンズ・マウントなどをチェックしてみてください。

 

どんな部分がアップデートされているかを、ちゃんと確認することも忘れずに。

しっかりとアップデートをして、常に最新の状態でカメラを使っていきましょう。

 

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