【Googleスプレッドシート】セルに文字を一括で追加入力する方法


こんにちは、sho-designです。

 

今回は、Googleスプレッドシートの小技を紹介します。

 

セルに文字や数字などの情報を多く入れた後、

後から同じ文字をセル内に追加したいことってありますよね。

 

文字だと説明がかなりわかりにくいので、例を挙げます。

例えば、、、

Aの縦列に数字を入れたあと、漢字で円を追加したい

といったような具合。

 

まだわかりにくいので、画像で説明するとこんな感じです↓

 

あとは、

  • 名字を入力した後に敬称を入れたり
  • 数字を入力した後に単位を入れたり
  • プラスの数字の前に、−(マイナス)を付けたり

などが考えられますね。

どちらにしても、たくさんのデータを入れた後、1つずつやるには面倒な作業です。

 

これらを一括で済ませる方法があるので、そのテクニックを紹介します。

 

【Googleスプレッドシート】セルに文字を一括で追加入力する方法

僕自身の経験を交えて、セルに文字を一括で追加入力する方法を紹介していきます。

 

僕がこの方法を必要としたのは、経理ソフトにcsvファイルで金額を入力しようとした時。

金額を−(マイナス)で表記する必要があったのですが、−を入れ忘れてしまっていたんですね。

1つずつ入れようと思いきや、入力した数が100以上、、、

これは無理だと思い、この方法を使ったという経緯です。

 

その時と同じ状況で、画像にしながら紹介していきます。

 

入力した数値の横に、数式を入れる

こんな感じで、日付と数値を入れた後、−(マイナス)を入れ忘れたことに気づきました。

全ての数字の先頭に、−(マイナス)を入れたいわけですね。

 

まず、一番上の数字にだけ、数式を適用していきます。

今回は、適用させたい数字の横の空白セルに入れます。

空白であればどこでも良いのですが、後で貼り付けることを考えると真横が良いですね。

 

入力する数式ですが、

=”-“&B1

と入れます。

 

数式を解説すると、

=”-(←挿入したい文字や数字)”&B1(←挿入したい数字が入ったセルを指定)

といった具合ですね。

 

数式を入れると、先頭に入れたい文字が反映される

先程の数式を入れると、ちゃんと左側に指定した文字が挿入されました。

あとは、この数式を下のセルにまとめてコピーしていきます。

 

数式の入ったセルを、コピーしていく

数式の入ったセル(今回はC1)を、下のセルにひたすらコピーしていきます。

やり方は2種類あり、

  • そのままコピーして、まとめて貼り付ける
  • フィルハンドルを使い、下になぞっていく

が一般的ですね。

 

  • 数が少なければフィルハンドル
  • 数が多ければコピーして貼り付け

という風に分けると、効率的だと思います。

 

下のセルにも数式が反映されて、先頭に文字が挿入された

コピーして貼り付けていくと、数式が全てのセルに反映されました。

そして無事に、数字の先頭にも−(マイナス)が入っていますね。

 

コピーした数値を、左側の列に移行する

このままだとCの縦列に入った数値は、Bの縦列の数値に依存していますね。

簡単に言うと、B列の数値を変えてしまうと、C列の数値も変わってしまう状態。

 

ちょっとややこしいですが、

C列の数値を、「数値としてB列に貼り付ける」作業をしていきます。

 

C列の全てを選択して、

右クリック→「コピー」をクリックします。

(コントロール+C、⌘+CでもOK)

 

値のみを貼り付ける

次にB列を選択して、

右クリック→「特殊貼り付け」→「値のみを貼り付け」

をクリックします。

 

値を貼り付けたら、数式を入れたセルは消去する

値のみを貼り付けすると、C列の数値だけがちゃんと入力されました。

その証拠に、C列の数値は−(マイナス)の文字が2つ入っていますね。

 

最後に、不要になったC列の数値を削除していきます。

C列を全選択して、

右クリック→「列を削除」

をクリックすればOK。

 

以上で、完了です。

最初の目的通り、キレイに数値に−(マイナス)が入りましたね。

 

スプレッドシートのセルに文字を一括入力 その他の使い方

上記で紹介したパターンは、セルに入っている文字の先頭に、任意の文字を入れました。

 

その他の使い方として、

  • セルに入っている文字の後ろに追加入力
  • セルの先頭と後ろに追加入力

といった方法があります。

 

やり方はとても簡単で、入力する数値の書き方を変えるだけですね。

 

セルに入っている文字の後ろに追加入力

セルに入っている文字の後ろに追加入力する場合。

その数式は、

=□□&”◯◯”

と入れます。

※□□→元の数値・文字が入ったセル、〇〇→追加入力したい数値・文字

さっきと前後が入れ替わっただけなので、シンプルですね。

 

セルの先頭と後ろに追加入力

セルの先頭と後ろに追加入力する場合。

その数式は、

=”◯◯”&□□&”◯◯”

と入れます。

これは書き方を組み合わせただけなので、理解しやすいですよね。

 

こういった感じで、

セルに入っている文字の前・後・前後に任意の文字を一括で入れることが出来ます。

 

【Googleスプレッドシート】セルに文字を一括で追加入力する方法 まとめ

なかなか使う機会はないと思いますが、僕のように急に必要になるときが来ます 笑

 

ただ、この方法を知っていると、

数式を使うと、作業が便利になるんだ

ということにも気づくと思います。

 

細かい作業を伴うようなシチュエーションでは、

意外と簡単に解決できる方法があるものです。

 

これを機に、ぜひ他に困ったことが発生した場合、

回避策を探す習慣をつけてもらえればと思います。

 

関連記事